退職のための知識〜看護師の職場で気をつけるべきこと〜
看護師はずっと同じ職場で働き続ける、といったことはほとんどありません。
看護師に限らず医療系の職場は人の出入りが激しいのです。退職は何度も経験する可能性があるので、スムーズに退職活動を実施しましょう。
こちらでは看護師がスムーズに退職する方法について解説します。
■退職願をしっかりと記載すること
・口頭のみで伝えない
退職を希望しているときは、退職願をしっかりと記載して出さなければなりません。
退職願については、問題になってくる部分もあります。
それは「退職の理由」です。
一体なんて書いたら良いのかで悩んでしまう方もいるのです。
本当の退職理由は何でしょうか。
職場に嫌な人がいるから、といったものになるかもしれません。
しかし、そんなことは記載できませんよね。
給料が少ないから、といったことも記載しにくいものです。
・「一身上の都合で、〇〇(期日)を持って退職させていただきたく、ここに申し上げます」
理由については、詳しく記載する必要はありません。「一身上の都合」のみで構わないのです。
職場によっては、詳しく退職理由を聞いてくることがあるのも確かです。
しかし、その場合であったとしても「一身上の都合」のみで構いません。
あまりにしつこくされたら、後に残らない、口頭のみで伝えるのがベストです。
■誰に退職を伝えるか?
・直属の上司
同僚に話してしまうのはあまり良いことではありません。
よっぽど仲の良い同僚には、内緒にして貰う約束で話しておくのがおすすめです。
最初に退職を伝える相手は、直属の上司です。
その場医師から退職する旨が同僚などに伝わるようにしましょう。
順序を逆にしてしまうと、噂ばかりが広まって、退職時に良い印象が残らない場合もあるのです。
■失業保険を当てにしての転職活動は行わないこと
看護師の中には、仕事をやめてから転職活動を実施する例も少なくありません。
そこで注意して欲しいのが、失業保険を当てにすることです。
もちろん、もらうのは間違いではありませんが、甘えが出てきてしまいます。
収入がないわけではないので生活できてしまうと、転職活動に力が入らなくなってしまうことも多いわけです。
ですから、なるべく仕事は続けながら転職活動を行いましょう。
「今の職場は保険として取っておく」
このような感覚を持っておくのも大切なことです。
絶対に転職したいと思っている方も、もちろんいると思います。
しかし、転職活動を始めてから、今の職場の良さを再確認できることもあるんですよ。